実は日本人の3人に1人がかかっていると言われる痔、恥ずかしさから病院に行かず、治療せずに悩んでいる人が多いそう（痔の受診率は４割弱との統計も）。

お尻に違和感がありながらも、どうしていいかわからずに放っておくと、大腸がんやクローン病といった大腸の病気が隠れているケースもあるそう。

受診しにくい大腸肛門科について、痔について、専門家の見分け方、正しい大腸肛門科のかかり方、手術前後の不安解消など、患者の不安を解消するための１冊。

お尻に違和感のかる方は必読です。

【目次】

第１章 先生おしえてください「肛門科について」

• 自覚症状があります。どこに行けば？
• いい先生、専門家の見分け方マル秘テクニック
• 肛門科は恥ずかしいのですが……
• 痛いのもイヤなんですが……
• 生理中や妊娠中でも平気ですか？
• 手術も必要ですか？
• ズバリいくらかかるの？
• 保険もおりますか？

第２章 先生おしえてください「痔について」

• 痔核（いぼ痔・脱肛）
• 痔ろう・肛門周囲膿瘍
• 裂肛（切れ痔）・肛門狭窄

第３章 先生おしえてください「痔の手術について」

• 本当に手術は必要？
• 手術は痛くないの？
• 手術はどれくらい時間がかかる？
• 日帰り手術はできる？
• 入院手術のスケジュール
• レーザーメスは有効？
• 手術後に再発することはあるの？
• 手術後の仕事や運動、旅行について

【著者紹介】

赤木 一成（あかぎ かずなり）

辻仲病院柏の葉・肛門外科部長、骨盤臓器脱センター長。専門は大腸肛門科・骨盤底外科。“骨盤底領域の手術”に特化。特に直腸肛門疾患（直腸脱・痔核・痔ろう・裂肛）と骨盤臓器脱（子宮脱・膀胱瘤・直腸瘤・膣脱）の手術では術者として５０００例以上の実績を有する。また大腸内視鏡は“行列のできる無痛大腸内視鏡”と呼ばれる「無送気軸保持短縮挿入法」を修得し、これまでに１００００例以上の検査を施行。