平均年収の真実 31の統計から年収と格差社会を図解【データえっせい】

舞田敏彦

430円(税込)

インプレス

"格差社会について,統計データ・図表の見方について,読み流すだけで理解が広がる「データえっせい」!
「結婚相手に理想は年収600万円」とはどういうことなのかといった身近なテーマから格差社会の国際比較まで,職業・収入・格差について,31のテーマを分かりやすく解説。

【本文より抄訳】
「見える化」力は,学生やビジネスマンの方々に求められる資質・能力の一つでしょう。
読む気も失せるような分厚い資料を配布したり,口で長々としゃべる人がいますが,言いたいことを凝縮させた,一枚のグラフをポンと提示する。それを身につける手引きとして,本書を活用していただけたらと思います。

【目次】
●序章 お金がすべてではないけれど~収入データから見えてくるもの
理想の結婚相手は年収600万以上!
年収と未婚の関連
●第1章 誰もが気になる仕事と収入の関係
みんなの年収はどれくらい?
収入や資産の悩み
「職業に貴賎なし」とは言うけれど…
保育士の給料は安くないか
職業別の
 平均年収
 年収と労働時間
 月収ジニ係数
●第2章 収入データから見るライフコース
大卒学歴の社会的性格の国際比較
団塊の世代の学歴と生涯賃金
大学生の学業・バイト・交際時間の変化
高学歴ワーキングプア
学歴別の初任給
20代のワーキングプア化
年収別の生涯未婚率
夫婦の形
年収は「住むところ」で決まる?
ディスタンクシオン
転職を考えてしまう職業
貯蓄の格差
無職中年パラサイトシングル
高齢者の収入格差の国際比較
●第3章 格差という問題
サラリーマンの格差
世帯所得の格差
都道府県別・年齢層別のジニ係数
いのちの格差
健康格差の国際比較
貧困と虫歯・肥満の相関

【著者紹介】
舞田 敏彦(まいた としひこ)
1976年生まれ。社会統計学者。東京学芸大学大学院博士課程修了。博士(教育学)。武蔵野大学,杏林大学兼任講師。専攻は教育社会学,社会病理学,社会統計学。著書に『教育の使命と実態: データからみた教育社会学試論」(同,2013年)など。"