電子書籍2020 本の在り方は変化する

萩野正昭 著

990円(税込)

インプレス

なぜ電子書籍は愛されないのか? ――それは便利な代替品に過ぎないからだ。
WWW(World Wide Web)の出現で多くの情報がリンクし合うようになったなか、なぜ本だけが姿を変えないのか。私たちは、出版についてある種の特別な枠にはめて考えてきたのかもしれない。出版は、テキストを印刷した紙を束ねて綴じた「書籍」だと。それを便利に読む方法が「電子書籍」だと――。
冊子というパッケージの塀を越えて、本と本とが情報を通して結びつく。一冊の閉じられた世界から、WWWの繋がりの世界へ。電子書籍は、紙の本の代替品ではない、「あたらしい本」になる。
電子書籍の過去・現在、そして出版の未来を示す、画期的提言。全出版人必読。