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小学校入学までに、これだけでOK! 育児が楽しくなる「しつけ」の教科書

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小学校入学までに、これだけでOK! 育児が楽しくなる「しつけ」の教科書


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小学校入学までに身につけさせたい

とても簡単な「作法」とは?

 

人は一人では生きて行くことはできません。この世に命を授かり生活していくためには、いろいろな人と仲良く、お互いに相手を思いやるための「決まり事」が必要になります。それが「作法」です。「作法」は自分を守る「力」です。「作法」の基本は、小さな子どもの頃から家庭の教育によって作り育まれていくものです。

「作法」を身につけること、相手を敬い大切に思う心を育てることで、他人を大切にする人は自分も大切にしています。そういう人は前向きで楽しく、明るく、幸せで充実した毎日を送る事ができると思います。

江戸時代に「三つ心」「六つ躾」という商人たちの教えがありました。三つまでに、心の糸をしっかり張り、自覚させ、六つになる頃には、善悪の判る年齢になるので、それまでに躾糸をしっかりと正しく付ける事です。躾糸は、縫い目をきちんとさせるための仮縫いをしておく糸のことで、この糸こそ相手を思いやる優しい心と行動なのです。

江戸の昔も、六歳、つまり現代の小学校入学前のかけがえのない大切な時間に、人としての必須である基本ルールを、毎日の生活の中からくり返し何度も、感覚としてクセになるように身に付けさせていたのです。

ゴミが落ちていたら拾ってゴミ箱へ捨てる。悪いことをした時には素直に「ごめんなさい」が言える、感謝の言葉「ありがとう」が自然と口から出る。そうせずにはいられない、無意識のうちにそうしてしまう、それがクセです。小さい頃からの躾が、良い意味でクセと感覚を育てます。

 

▼目次

 

第一章 毎日の生活の中で大切なお約束

  • 身だしなみを整える習慣を
  • 元気な子どもはいつもきりっと姿勢よく
  • 日々の生活で「もったいない」を口ぐせに
  • お年寄りや小さな子にはいたわりの心

第二章 いつも大きな声で元気に挨拶

  • 心のこもった挨拶のお手本
  • ピンと背筋を伸ばして正しいお辞儀
  • きれいな言葉で話すくせを付けましょう
  • はっきりと気持ちよくお話しましょう

第三章 これだけは教えたい。食事のマナー

  • 「いただきます」の意味と「ごちそうさま」の気持ち
  • プチ紳士・プチ淑女になったつもりで「いただきます」
  • 箸と器の正しい持ち方
  • これだけは知っておきたい。やってはいけない箸使い

第四章 他所のお宅を訪問する時には

  • 自宅との違いをはっきりさせましょう
  • 帰る時は気持ちよくご挨拶

第五章 公共の場にもちょっとした心遣い

  • 街を歩く時にもルールがあります
  • お年寄りに席をゆずるのは恥ずかしくないよ!
  • 公共の場でも気配りを忘れないで!
  • 出かける前に親子でリハーサルはいかが

第六章 お手伝いで家族の一員に

  • お手伝いで生活力を身に付けましょう
  • 優しさと思いやりを育てましょう
  • お手伝いにもいろいろあります

第七章 季節の行事を暮らしの中に

  • 年中行事で日本の伝統を伝えたい
  • めぐる季節の喜びを子どもと一緒に
  • 童謡を歌ってみましょう

第八章 手紙を書く習慣も子どもの頃から

  • ひらがなで大きく書いてみましょう
  • 子どもと一緒にわが家の「家風」づくり
  • お絵描きをそのまま絵手紙に!