現場を知り尽くしたプロフェッショナルたちが熱く語っていた!
2013/07/09
こんにちは、にくQです。
7/4(木)、東京ビッグサイトで開催されていた電子出版EXPOに参加してきました。
もちろん、前々回に告知をしたセミナー『緊急特別企画!電子出版最前線2013、そして未来はどうなるのか! ~現場を知り尽くしたプロフェッショナルたちが熱く語る~』もバッチリ聴いてきました!!
いろいろあって遅くなっちゃいましたが(;・∀・)、レポートさせていただきます!
モデレーターはインプレスホールディングス取締役であり、impress QuickBooksにも深く携わっている北川雅洋さん(週何回かお会いしてまーす)。スピーカーは、アマゾンジャパンkindleコンテンツ事業部長の友田雄介氏、PHP研究所デジタル事業推進部チーフディレクターの太田智一氏、そしてセルフパブリッシャーとして著名な藤井太洋氏といった、超豪華なメンバーなのです・+(*゜∀゜*)+・
立場を利用し、北川さんからちゃっかり資料を拝借しつつ、僕がぐっときたところをかいつまんでお伝えします。
■日米対比によるこれまで&未来
北川さんによると、米国の電子出版マーケット規模は、なんと日本の7.5倍だそうな!
Kindleストアに登録されているタイトル数も、日本の12万108作品に対して、米国は191万6694作品と、圧倒的な差があるとのこと!(2013年7月4日時点)
特筆すべきはここからで、単純に考えれば、電子版が売れると、紙の書籍は衰退すると思いますよね?ところが、米国市場において電子書籍が売れ始めた2010年以降、紙の書籍の売り上げまで、確実に伸びているそうなのですq(≧ε≦*)三(*≧ 3≦)p
これは、日本の出版業界の人にとってもグッドニュースなのではないでしょうか!?
↑ちなみに、にくQとBOSSもちょっとだけ出演してたんですよヽ(*゚∀゚)ノ
■Kindle端末ユーザーは紙の書籍も大好き!?
上記に関連して、アマゾンの友田氏曰く、「米国のKindle端末ユーザーは、多くの紙の書籍も購入している」という調査結果(2011年)があるということ!
詳しく言うと、1年間で購入する紙の書籍について、Kindleを買う前を1とすると、Kindleを買ってからの1年間では、4.62倍にもなっていたとか!
やっぱり、電子書籍は紙の書籍の足を引っ張るわけではなく、むしろ売上げを牽引する効果があるそうです!非常に興味深いですね!!(●≧艸≦)
■<編集>の再定義が必要
(電子出版の仕掛人として僕が大尊敬している→)PHP研究所 太田氏の
「近年の編集者はもらってきた原稿の校閲などしかできなかったが、デジタルファースト時代では<開発><デザイン><技術対応>と、執筆以外の出版に関することすべてに対応できる人材が必要」
という発言。これは非常に耳の痛いお話(´ヘ`;)僕も、電子出版を担当するためには、企画・編集・PR・技術etc.ほんとうに幅広い情報を知らなければいけないと実感しています。
まさにそういう人材になるべくがんばっていきたいです。はい。。。。
■セルフパブリッシングの小説が約1万部の大ヒット!
藤井氏は、IT系会社員をしながら(現在は独立)、『Gene Mapper』をはじめ、自著のSF小説をトータル9300部も売り上げるというすごい実績をお持ちです。
FacebookやTwitterを利用したソーシャルマーケティングやリスティング広告、AdWordsなども効果的に使いこなされてるそう!気になりますね~!こんど北川さんにお願いして、直接お話を聴きに行けないかな~と目論んでいます(@’ω’@)
「作家が執筆に専念できる環境を整えたりするのがこれからの編集者・出版社の役割。紙の出版で蓄えたノウハウとともに役割を整理して行けば、電子出版はさらに盛り上がって行くだろう」とのこと。ここでもやっぱり、各職務の再定義のお話になりました。。。
それにしても、みなさん、さすがのプレゼン力にうっとりです=3
僕は人前でしゃべることがとっても苦手なんです。。。
あっ、QuickBooksの95円プレゼン本でも読もうかな~ヘ(゚∀゚*)ノヽ(*゚∀゚)ノ