不眠症のための睡眠薬と精神安定剤 (1) [不眠症解説編] ストレス、うつ病など不眠の原因と症状、改善法
- 福西 勇夫
- 2015/03/18
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眠れなくてつらい、こんなときどうしていますか?
近年増加している不眠で悩む方々に、不眠の基礎知識、睡眠薬の知識、
また不眠を引き起こす精神疾患、精神安定剤の知識をわかりやすく解説します。
最新の睡眠薬療法を正しく知ることで、睡眠薬に対する誤解をなくし、
服用できず悩み続けている方の受診への抵抗感を減らします。
シリーズ第1巻は、不眠症に関する基礎知識を解説します。
▼目次
●眠れなくてつらい…そんなときは
●診療を受けるときは
●不眠・睡眠障害にも種類があります
1) 比較的よくみられる不眠のタイプ
- 熟眠感の欠如「眠った気がしない、眠っていないと感じる」
- 入眠困難「寝つきが悪い」
- 中途覚醒「夜中に目が覚める」
- 早朝覚醒「朝早く目が覚める」
2) 特殊なタイプの睡眠障害
- 睡眠時無呼吸「睡眠中に呼吸が止まってしまう」
- 金縛り「目覚めているが、体を動かせない」
- ナルコレプシー「急に眠気に襲われる、脱力する」
- 特発性過眠症「長く眠気が続く」
- 周期性傾眠傾向「周期的に眠くなる」
●原因にもいろいろあります
- 心理的な原因による不眠
- 心の病による不眠
- 身体的な原因による不眠
- 環境要因による不眠
- そのほかの原因
●ひとが眠るしくみ
●レム睡眠とノンレム睡眠
●脳波からみた睡眠
- 脳波とは
- 脳波と睡眠の関わり
●薬に頼らないで不眠を解消するためのヒント
1) 睡眠を促すための生活習慣
- 運動
- 入浴
- 食生活
- 飲酒
2) 睡眠環境の調整
- 寝室
- 寝具、パジャマなど
3) 睡眠に入る段階での心理状態
▼著者紹介
福西勇夫(ふくにし・いさお)
医療法人社団真貴志会 南青山アンティーク通りクリニック理事長兼院長。1959年生まれ。84年徳島大学医学部卒業。医学博士。米国での臨床および研究経験も豊富で、薬物療法、精神療法、家族指導にも精通している。2000年より、ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院客員教授を兼任。主な著書に、国内では『「非定型うつ病」がわかる本』(法研)をはじめ多数、海外では『Advances in Psychosomatic Medicine』(Karger社)、『Cutting-Edge Medicine & Liaison Psychiatry』(Elsevier Science社)などがある。
※本著は2011年10月発行の『あなたに合う睡眠薬と精神安定剤』(法研)を分冊、電子書籍化したものです。