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坂本龍馬 1

歴史・地理

坂本龍馬 1


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現在の「坂本龍馬」像を決定づけた幻の長篇小説 第1巻

 

薩長同盟の締結に奔走してこれを成就、

海援隊を結成しその隊長として貿易に従事、

船中八策を起草して海軍の拡張を提言……。

 

明治維新の立役者にして民主主義の先駆者、

現在の坂本龍馬像を決定づけた幻の長篇小説が復刻!

 

 

▼目次 第1巻

 

・月下の難波潟

・メリケンの横暴

・土佐の大地震

・左馬介光春の後裔

・山内忠義の英断

・才谷屋と呼ばれた酒屋

・井口村暗夜の刃傷

・平井誠一の最期

・池田寅之進の復讐

・弟の死骸を背負うて

・血まみれの死骸

・一家鏖殺しの評議

・作戦の裏をかく一言

・機智と雄弁

・下郎同然の軽格

・血染の下緒を啜りて

・寝小便と洟垂

・潮江の天狗台

・怪行者と門閥政治

・人妻に堕胎薬

・天狗の巣窟へ

・神仏を疑わぬ心

・深夜の天狗台

・怪しい光、怪しい姿

・貞操は取返されぬ

・龍馬初めて江戸に学ぶ

・鹿島立に本人の雲隠れ

・領石村の掛茶屋

・二枚屏風の錦絵

 

 

▼著者紹介

 

白柳秀湖(しらやなぎ・しゅうこ)

 

1884~1950。静岡県生まれ。中学生の時、島崎藤村の『若菜集』に触れて文学に目覚めると同時に、

足尾鉱毒事件によって社会問題にも関心を持つようになる。

早稲田大学在学中は、幸徳秋水、堺利彦ら平民社の社会主義運動に共鳴。

1905年には、中里介山らとプロレタリア雑誌「火鞭」を創刊する。

その頃から論集『鉄火石火』、創作集『黄昏』などを発表して気鋭の作家、評論家として注目を集める。

また市井の歴史研究家としても活躍し、幕末以降の日本の歴史を政治、経済、文化の側面からとらえる

『財界太平記』、『西園寺公望伝』、『坂本龍馬』などの作品を残している。