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坂本龍馬 5

歴史・地理

坂本龍馬 5


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現在の「坂本龍馬」像を決定づけた幻の長篇小説 第5巻

 

薩長同盟の締結に奔走してこれを成就、

海援隊を結成しその隊長として貿易に従事、

船中八策を起草して海軍の拡張を提言……。

 

明治維新の立役者にして民主主義の先駆者、

現在の坂本龍馬像を決定づけた幻の長篇小説が復刻!

 

 

▼目次 第5巻

 

・海舟の熱弁、容堂の飄逸

・松平春嶽に知らる

・近寄って見た憂国の志士

・春嶽龍馬の帰参を斡旋す

・一日が千日の一週間

・一変した江戸の新空気

・勝海舟先ず刺客に襲わる

・姉小路少将の摂海巡見

・海軍あっての砲台

・姉小路少将兇刃に斃る

・幕臣の手に勤王家の遺子

・お龍寺田屋に預けらる

・一ケ年三千両の海軍費

・春嶽五千両を投出す

・横井小楠の人物及び識見

・馬由利公正と交を結ぶ

・龍馬酒間に和歌を朗詠す

・広井岩之助の惨苦

・前は淡の輪の海、後は根来の山

・広井岩之助の本懐

・讐敵に刃を貸した龍馬

・二十一歳の陸奥宗光

・誘拐された乾十郎

・安治川堤で嬲殺し

・龍馬、甲宗助より決闘を挑まる

・聯合艦隊の各艦長を説く

・伊丹、池田の空を焦す火光

・大阪城内狼狽の醜態

・桜の宮の劇的光景

・烈風に蔵屋敷の焼打

 

 

▼著者紹介

 

白柳秀湖(しらやなぎ・しゅうこ)

 

1884~1950。静岡県生まれ。中学生の時、島崎藤村の『若菜集』に触れて文学に目覚めると同時に、

足尾鉱毒事件によって社会問題にも関心を持つようになる。

早稲田大学在学中は、幸徳秋水、堺利彦ら平民社の社会主義運動に共鳴。

1905年には、中里介山らとプロレタリア雑誌「火鞭」を創刊する。

その頃から論集『鉄火石火』、創作集『黄昏』などを発表して気鋭の作家、評論家として注目を集める。

また市井の歴史研究家としても活躍し、幕末以降の日本の歴史を政治、経済、文化の側面からとらえる

『財界太平記』、『西園寺公望伝』、『坂本龍馬』などの作品を残している。